「えっ、うちのバスマットも危ないの…?」
そんな衝撃ニュースを目にしたのは、ある冬の日のことでした。家具大手ニトリが、珪藻土製のバスマットやコースターにアスベスト(石綿)が含まれているとして、なんと240万個以上を回収すると発表したのです。
私は普段から珪藻土バスマットを愛用しており、しかも購入したのは近所のカインズ。ニュースを見た瞬間、頭の中に浮かんだのは「うちのも危ないのでは…?」という不安でした。
すると数日後、新聞の折り込みチラシに「珪藻土商品 回収のお知らせ」が入ってきたんです。まさかの現実に、コーヒーを吹き出しそうになりました。

ニトリ・カインズの珪藻土バスマット回収騒動とは?

2020年12月22日、ニトリホールディングスは公式に以下の内容を発表しました。
- 回収対象はバスマットやコースターなど9製品
- 対象数は240万個以上
- 一部製品から、法令の基準を超えるアスベスト(石綿)が検出された
さらに、カインズや他のホームセンターで販売されていた同様の珪藻土製品も回収対象に。
我が家で使用していたカインズ製のバスマットも、調べてみると「アスベストは検出されなかったが、安全のため回収対象」に分類されていました。
それまで、珪藻土バスマットは「洗濯不要で乾きが早くて快適」な神アイテムだと思っていましたが、まさかの健康リスクが潜んでいたとは…。
実際に使っていたカインズの珪藻土バスマット

私が愛用していたのは、カインズで購入した耐重量150kg対応の珪藻土バスマットです。価格はおよそ1,500円。
それまで布製のバスマットをいくつも試しましたが、どうしても
- 洗濯の手間が面倒
- 湿ったままでニオイが気になる
- 冬場は乾きが悪くて冷たい
といった不満がありました。
そんな中で出会ったのがこの珪藻土バスマット。
- 乗った瞬間に足の裏がサラサラになる
- 洗濯不要で手間いらず
- 見た目もスッキリしておしゃれ
と、まさに理想のバスマットでした。
「これで布製バスマットの悩みから解放された!」と喜んでいた矢先に、まさかのアスベスト問題…。
なぜ珪藻土にアスベストが混入するのか?
「そもそも、なぜバスマットにアスベスト?」と思った方もいるでしょう。私も最初は頭にハテナが浮かびました。
アスベスト(石綿)とは?
- 天然の繊維状鉱物
- 耐熱性・断熱性・防音性に優れる
- 建材や断熱材として昔はよく使われた
しかし、この繊維は毛髪の約5,000分の1の細さ。
吸い込むと肺に突き刺さり、10~40年後に中皮腫や肺がん、石綿肺などの重い病気を引き起こすことがあります。
国は2006年にアスベストの製造・使用を原則禁止しましたが、海外製の建材や雑貨に混入するケースはゼロではありません。
今回のバスマット騒動も、海外製品の製造過程でアスベストを含む素材が使われた可能性が指摘されています。
珪藻土バスマットは表面を削ったり研磨すると粉が出ます。
その削りカスにアスベストが含まれていれば、吸い込むことで健康被害のリスクがあるわけです。
私自身、製品を削ることはなかったものの、ニュースを知った瞬間に背筋がゾッとしました…。
回収対象のバスマットはどうすればいい?
ニュースを見て不安になった方は、まず自分のバスマットが対象かどうかを確認しましょう。
確認方法はシンプルです。
公式リコールページで型番をチェック
消費者庁リコール情報サイト
→ 公式リンク- 対象だった場合は使用を中止する
- 購入店に持ち込んで回収・返金してもらう
私もさっそく近所のカインズに持っていきました。
返金はスムーズでしたが、「もう少し安全な代替品をそのまま交換してほしい…」というのが正直な気持ちでしたね。
安全なバスマットを選ぶポイント
今回の件で学んだのは、毎日使う生活用品は「安全性が第一」ということです。
特にバスマットのように裸足で直接触れる製品は、以下のポイントを意識すると安心です。
- 日本製または国内で検査済みの製品を選ぶ
- 珪藻土バスマットの場合は、粉が出にくいコーティング加工がされているもの
- 抗菌・速乾性のある布製マットや、珪藻土+樹脂ハイブリッドタイプも選択肢
私自身、今回の騒動をきっかけに、安全基準をクリアした日本製バスマットを購入しました。
- 速乾性が高く、お手入れが簡単
- 表面コーティング済みで削る必要なし
- デザインもシンプルでインテリアに馴染む
やはり日本製の安心感は大きいですね。
まとめ:毎日使うものだから安全第一で選ぼう
今回の珪藻土バスマット騒動は、「便利さの裏に潜むリスク」を痛感させられる出来事でした。
- ニトリやカインズの一部製品にアスベストが混入
- 回収・返金はスムーズに対応可能
- 安全な製品選びの基準を知っておくことが大事
「安さや便利さだけで選ばず、安全性も重視する」
これが、今回私が得た一番の教訓です。
もし新しいバスマットを探しているなら、日本製で安全基準を満たした製品がおすすめです。
毎日使うものだからこそ、安心して使える一枚を選びましょう。


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